序章[自己紹介]

初めまして、ここを見てくれた皆様!
俺はこの物語の主人公・藤傘徹(ふじかさとおる)である!
この物語では、私はタイトル通りに探偵をしている
何故不思議がつくのか? それは内容を見ればわかるであろう、まあ次から紹介する者達(片方)でわかるかもしれないが‥
そろそろ次に代わる、ちなみに今の状態での主要となる者は三人である

ハーイ♪ 私の名は苫基夏喜(とまもとなつき)、よろしくね♪
私はこの探偵社に入ったのはいいんだけど、なんと徹さんを除いては私一人!
その徹さんも時々独り言を呟くし‥
この探偵社、大丈夫なのかなぁ?
では、次の人! ‥って、誰がいるんでしょうか?

皆さん初めまして、私には名前がないんです‥、募集中です
え?私は何者なのか?
それは‥
どうやら私を見れるのは、徹さんだけみたいなんです
夏喜さんには見えません
他にも私を見れる人がいるかもしれないけど、今は徹さんだけです
では、自己紹介を終わります

では序章・自己紹介も終わり、いよいよ本編に‥


第一話[依頼]

プルルル‥
電話がなっている、俺はそれを無視して構わずコーヒーを飲む。
コーヒーといっても、缶コーヒーをコップに移しただけだが‥
ガチャ
誰かが電話を取る、誰かがといってもここに電話を取れるのは俺以外には一人しかいない。
「はいもしもし、藤傘探偵事務所ですが」
彼女はここにいる唯一の社員である苫基夏喜、ちなみに俺は社長だから社員じゃあない。
「徹さん」
夏樹君が俺を呼ぶ
「何だい?」
俺はそれにただそう答えるだけにした
「お客さん」
この探偵事務所には、暇すぎず忙しすきずと、依頼が来る。
どちらも俺にとっては嫌なので、とてもいい事なのだが‥
「依頼内容は?」
そんな事を少し考え、俺はそう夏喜君に聞く
「‥猫探し」
申し訳なさそうに夏喜君は答える、最近この手の物しかないからなのか、それとも俺が不満そうに見えるんだろうか?
「了解だ、話を聞く場所を聞いてくれ」
俺はそう夏喜君に言う
「わかりました」
夏喜君は元気よく返事をする
「猫探しにも全力を尽くさないとな」
しかしこの依頼がとてつもない事件に発展するとは、この時誰も思わなかった‥


第二話[謎の違和感]

「ここか‥」
俺は夏喜君に聞いた住所の場所に来た
ピンポーン
とりあえずチャイムを鳴らす俺、そのまま逃げたい衝動に駆られたがグッと堪える。
「はーい」
家の者が出てくる
「藤傘探偵事務所、藤傘徹だが」
すぐ俺は、自分の事を名乗る
「お待ちしておりました、どうぞ中に入って下さい」
相手は自分の家に入るように薦める、断る理由もないので言葉に甘える事にする
「お邪魔します」
そう言って俺は家に入る
「で、仕事の内容ですが‥」
そのまま依頼の内容を話した、内容はいつもある猫探しと一緒だった
「では、失礼します」
だが、俺がそう言って家を出ようとすると‥
「待って下さい!」
客が俺を呼び止める
「何ですか?」
俺は慌てずに、普通に聞き返す
「いえ、なんでもありません。呼び止めて申し訳ありませんでした」
「‥?、では失礼します」
だがそれ以上は何も喋らなかった、思えばこの時の違和感を軽視しなければよかった‥


第三話[猫発見?]

「徹さん、猫を探しに行かなくていいんですか?」
夏喜君は事務所に戻り、ゆっくりとコーヒーを飲んでくつろいでいる俺にそう聞いてくる
「いつも言ってるだろ?まずはコーヒーを飲んで考え事をするって」
それに対して俺は、そう夏喜君に何度も言ってる事を言い返す
考え事‥
そう、俺は何かしらの違和感に駆られていた
「見付けましたよ、猫」
しかしその一言でそんな考えを吹っ飛す
「‥見付かったのか?」
「はい」
俺の質問にそう返事をする
「そうか‥、どこにいた?」
俺は聞きだして、その聞いた場所に行く事にした
「出掛けるんですか?」
「ああ、見付かったらしいからな」
夏喜君がそう聞いてきたので、俺はそう答えて事務所を後にした
「また独り言言ってた‥」
一人残された夏喜君は俺が出た後にそう呟いた



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